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東京オリンピックの聖火リレー 震災から10年の節目に福島から復興を発信

トーチキスをする聖火リレーランナーの神酒(みき)太郎さん(上段中央左)と櫻井英樹さん(上段中央右)

トーチキスをする聖火リレーランナーの神酒(みき)太郎さん(上段中央左)と櫻井英樹さん(上段中央右)

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 7月の東京オリンピック・パラリンピック開催へ向けての聖火リレーで福島市では3月26日に市内をランナーが走行し、福島県庁外来駐車場でイベントが行われた。

会場に入場する聖火ランナーの櫻井英樹さん

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 「日本生命 東京2020オリンピック聖火リレーイベント@福島県」と題した同イベント。25日に「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)から始まり、同市では26日11時19分に信夫ヶ丘球技場をスタートした。同市を走ったランナーには、昨年の朝ドラ「エール」に出演した女優・菊池桃子さんも。

 同イベントでは、福島の復興を世界へ発信する折り紙アートのプロジェクトの完成品もお披露目された。プロジェクトに参加した渡邉咲月さん、佐藤幸治さんはステージで、「小学1年生から50代までが参加した。みんなの気持ちを一つにして作品を作った。見た人に、これからも頑張ろうという気持ちが芽生えれば」と話す。同作品は9600枚の折り紙をメダル状に折り、福島県の形をしたアート作品に仕上げたもの。昨年3月11日に世界記録を達成した。

 12時30分ごろ、会場に聖火を持ったランナーの櫻井英樹さんが入場。来場者は新型コロナウイルス感染症対策のため、声を出さず、鈴の付いた応援グッズを振り歓迎した。聖火は同プロジェクト代表の神酒(みき)太郎さんへとトーチキスで引き継がれた。神酒さんは「つなげてもらった聖火の重みを感じる。震災から10年の節目に走れることに運命的なものを感じる。復興に思いを込めて走りたい」と意気込みを見せた。神酒さんはプロジェクトメンバーらとゴールの福島県庁まで走った。走行後、神酒さんは「福島の誇り、絆を世界へと発信できれば」と意気込みを見せる。

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