福島大学の学生が運営するバー「Jam(ジャム)」(福島市陣場町)が7月8日で7周年を迎えた。
2014(平成26)年、当時福島大学の学生だった小野寺栄策さんが有志と立ち上げた同店。オープンのきっかけについて、現店主の栗原章悟さん(福島大4年)は「小野寺さんが『福大生が代々受け継ぐバー』として立ち上げたと聞いている」と話す。
現在は同大生6人で運営している同店。「先輩から受け継ぎ、何とか7周年を迎えられた」と栗原さん。店内には同大生や来店した客らのメッセージが、壁に所狭しと書かれている。
新型コロナウイルス感染症の影響で昨年5月には休業を余儀なくされ、その後も時間を短縮し営業していたという。席数を減らし、カウンターにはパーティションを設置。入店時のアルコール消毒を促すなど対策を取る。
同店では7周年を記念し、醸造所「上町チアーズ」(伊達郡桑折町上町)と提携してオリジナルのクラフトビールを醸造。グレープフルーツの風味があるさっぱりとしたビールに仕上げている。栗原さんは「構想から完成まで約3カ月かかった」と振り返る。10日に行ったお披露目には、同大生や常連客らが集まったという。
栗原さんは「外食してお酒を飲むのも厳しい状況だが、また集まって乾杯できる日が来れば」と話す。「コロナ禍で大変だが、来年以降、当店に携わる学生も頑張ってほしい」とも。
営業時間は18時~翌1時。