福島市の老舗中国料理店「石林」(福島市本町)の本店が9月15日、閉店した。
1986(昭和61)年にオープンした同店。今年7月には福島駅「エスパル福島」(栄町)に2号店をオープンした。閉店について、店主の日比野恒夫さんは「当店はアルバイト含め30人の従業員を抱えている。新型コロナウイルス感染症の影響も強く受けた」と振り返る。
店前には「令和3年9月15日をもちまして、石林本店は閉店いたします。35年間、本店をご贔屓(ひいき)ご来店いただきまして心より感謝いたします。私たちはwithコロナの社会に沿った形で再スタートいたします!またご報告させていただきます」(原文ママ)の張り紙があった。
日比野さんは「時期は未定だが、郊外にファミリー向けの新店舗を予定している」と話す。新店舗は麺類を中心に、同店のマーボー豆腐などを提供予定。
最終日の15日に店を訪れた人からは「何回も来ているので、閉店するのはさみしい」などの声が聞かれた。
日比野さんは「新店舗は家族みんなで楽しめる店を目指したい」と意気込み見せる。