昭和の家庭料理を再現した居酒屋「昭和居酒家 とっと」(福島市置賜町)が10月21日、福島市置賜町にオープンする。
北海道出身の店主が営む同店。オープンのきっかけについて、店主の相澤美千代さんは「自分の中で最後の店は、孫くらい年齢の離れた人とのんびりやりたいと思いオープンした」と話す。相澤さんは飲食業歴20年以上で、北海道や東北の飲食店で働いた経験を持つ。店名の由来について、「12年前に山形県で同じ店名で営んでいた。『とっと』はアイヌ語で『お母さん』のような意味合いをもつ言葉」と紹介する。
店内は、カウンター=8席、2人掛けテーブル=1卓、6人掛け座敷=1卓。料理は昭和の家庭料理をイメージし、相澤さんが一から手作りで提供。「お薦めは『ふわふわ納豆オムレツ』(600円)、ふわふわにするために一度メレンゲを作ってから卵を溶いて素揚げしている」と相澤さん。その他、日替わりで石狩鍋や北海道・東北を中心とした汁物などを提供する。相澤さんは「冷凍はあまり使いたくない。旬の食材を使っていければ」と意気込みを見せる。
今年で71歳を迎えた相澤さんは「この年齢でも頑張っている姿を届けたい。若い人たちには、どんどん後に続いてほしい」と呼び掛ける。
営業時間は17時~24時。火曜定休。