福島を拠点に活動するマーチングバンド「Arcenciel(アルカンシエル)」が現在、クラウドファンディングに挑戦している。
昨年4月に発足した同団。クラウドファンディング(以下CF)挑戦のきっかけについて、代表の川村守夫さんは「少人数でスタートした団体のため、これまで市内の学校の吹奏楽部から楽器を借りて活動していた。しかし楽器を返却しなければならなくなり、楽器不足のため活動自体が危ぶまれている。活動を続けたい団員のためにもCFに挑戦し楽器をそろえられればと思い、挑戦に至った」と振り返る。「中高生が多いため、自己負担での購入が厳しい状況のメンバーが多い」とも。
同団は中学生から社会人までの14人で構成。第25回「マーチング&バトン・オンステージ東北大会」で金賞を受賞し、全国大会へ出場した経験がある。「市内にマーチングバンド団体は当団だけ」と川村さん。毎週土曜と日曜に練習を重ねているという。
「マーチングバンド専用の楽器を購入し、演奏会を増やして福島を活気づけられれば」と川村さん。「マーチングが好きなメンバーばかり。ステージイベントなどで演奏を披露して、福島に私たちの演奏を響かせられれば」とも。
目標金額は120万円。リターンとしてオリジナルのトートバッグやマフラータオルを用意する。5月10日まで。