福島県国見町応援大使を務めるミュージカル俳優・沢木順さんによるセミナーが6月8日、国見町観月台文化センター(国見町大字)で行われた。
沢木さんは東宝ミュージカルや劇団四季などに所属し、「オペラ座の怪人」では主役を務めた。現在はフリーで活動しており、退団後も積極的に演劇活動を続けている。
沢木さんは国見町の応援大使に任命されており、毎年国見町でセミナーやコンサートを開いている。今回で10回目となるセミナーでは、童謡「チューリップ」や「上を向いて歩こう」などの曲を、集まった30人の参加者と実際に歌い、歌い方のコツやビブラートの付け方などについて指導した。
参加者からは「実生活でもミュージカルの姿勢など役に立てそうだと思った。実践していきたい」「沢木さんの面白く楽しいセミナーに参加できて良かった、ミュージカルが好きなので感動した」などの声が上がった。
セミナー開催について、「毎回参加してくれる方もいて、回を重ねるごとに上手になっていく」と沢木さん。「震災からどんどん元気になり一人一人の力が湧いてきた。7月のコンサートではぜひ、国見町の皆さんと一緒に歌いたい。みんなで盛り上げましょう」と意気込みを見せる。
14年目となる沢木さんのコンサートは7月6日、同所で開催。ゲストに元・劇団四季の中出裕子さん、エレクトーン奏者の長谷川幹人さんを招く。