「フレッシュロースター珈琲問屋」はカスタムメードを行うコーヒーロースターとして1988(昭和63年)、横浜・天王町で開業。各県に1店舗出店を目標に全国展開を進めており、現在国内16店舗、海外2店舗を展開している。東北への出店は同店が初。
店長の鈴木紀行さんは以前、浦和店に勤務しており、同店オープンのため福島市に転居してきたという。鈴木さんは「東北初出店ということでプレッシャーもあったが、環境がいい場所。近くにカフェが少ないので気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。テラスに4人掛けのテーブル3卓を用意する。
コーヒー豆やコーヒーを使ったテイクアウトドリンクを中心に、紅茶やハーブティーの茶葉や菓子類、調理器具などをそろえる。コーヒー豆は常に約100種を生豆でそろえ、焙煎(ばいせん)して販売する。「短時間でカスタムメード焙煎ができるのが特徴。100グラム~1キロほどなら2~3分で焙煎が完了する。焙煎度合いは大きく8段階から選べるが、『プラス3秒』など1秒単位で細かい指定ができるので、好みの味を見つけてほしい」と鈴木さん。「品評会カップ・オブ・エクセレンスで入賞した豆もそろえている。コーヒーには自信がある」とも。生豆の購入も可能。
ドリンクメニューはコーヒーのバリエーションが約12種、紅茶や日本茶のバリエーションが約6種、他にもジュースやアフォガード、季節限定でコーヒーゼリーやフローズンドリンクなどのメニューをそろえる。
イエメン、コスタリカ・ゲイシャなどのコーヒー豆4種が入った同店オープン記念の「TONYA SELECTION 特選4種」(2,800円)が「お薦め」だという。
コーヒーミルやドリッパー、焙煎機などのコーヒー器具を試すことができる体験ルームや、レジに並ばずに電子マネーでスペシャルティコーヒーを購入できるドリップマシンも備えている。
「福島は地震が多く、まだ地震の被害が残っている。気軽に立ち寄れる憩いの場として、少しでも力になれたら。今後、地域の方々と一緒に何かできたら」と鈴木さんは話す。
営業時間は9時~19時。駐車場有り。