福島県・桑折町に12月12日、洋食店「こおり地産洋食店 メルバ」(伊達郡桑折町堰合、TEL 050-5266-0679)がオープンする。
店主の南澤学さんは東京都内や新潟、フランスの飲食店を経験した後、2000(平成12)年、福島市・栄町に「レ・フルール」をオープン。昨年12月、福島駅前再開発に伴い閉店を余儀なくされた。
オープンのきっかけについて、南澤さんは「桑折町特産のそば粉を材料に使っていた縁があり、今の物件を見つけることができた。桑折町の優しい人柄に引かれて、桑折町を新天地にすることを決意した」と話す。席数は、カウンター10席、2人がけのテーブル2卓。
内装は、福島市のリフォーム会社「lean(リアン)」がプロデュース。南澤さんは「自分の理想をそのまま形にしてくれた。店内の壁に刻まれた文字は、自分が好きな映画『アメリ』に出てくる言葉。お越しの際はぜひ、注目してほしい」と話す。「カウンターに使われている杉の一枚板はオープンな店にするため特にこだわった」とも。
フランス料理をベースにした、桑折町や伊達に食材を使った洋食を提供する同店。今後について、南澤さんは「フランス料理だけではなく、オムライスやカレーも提供する予定。地元の人が気軽に立ち寄れる洋食店を目指したい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~21時。火曜定休。