福ノヒカリプロジェクトが3月11日、福島片岡鶴太郎美術庭園(福島市飯坂町銀杏)広場で「キャンドルイベント」を開催する。
2021年3月11日に開催した際は全国から1145本のキャンドルが集まった
同イベントは今回で3回目。2021年に開かれた第1回では全国から1145本のキャンドルが集まったという。同プロジェクト共同代表の草野なごみさんは、東日本大地震による原発事故のため南相馬から避難し、現在は福島市内に住んでいる。開催のきっかけについて、草野さんは「2年前、東日本大地震から10年の節目で福島から希望の光を届けたいというイベントで1000本以上のキャンドルが集まった。全国から福島に思いを寄せてくれている人がいることが分かり、毎年やっていきたいと思った」と話す。
当日は2部構成で行う。第1部はキャンドル作家でもある草野さんの作品も含む、全国から届いたキャンドル311本に火をともし、その模様をインスタライブで配信したり、県外からの協力キャンドルアーティストの紹介を行いユーチューブライブで配信したりする予定。ほかにも、キャンドル製作体験や展示販売を行い、売り上げは同プロジェクトの活動費に充てる。黙とうの時間も設ける。
第2部は「キャンドルナイト」と題して、北部日本自動車学校(伊達市原島)に会場を移し、約150本のキャンドルに点灯し展示する。
「全国から思いのこもったキャンドルが集まっている。心に寄り添う明かりと言葉で、福島から世界中に癒やしと希望の光を発信していきたい」と草野さんは話す。
開催時間は、第1部=10時~15時30分、第2部=17時~18時。入場無料。翌12日~今月26日、「福ノヒカリ展」と題し同美術庭園で全国から届いた1000本以上のキャンドルを展示する。開催時間は10時~16時。入場無料。