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福島・松川に自家焙煎コーヒー豆店「タカノコーヒー」 脱サラ開業から3カ月

自家焙煎コーヒー豆店「TAKANO COFFEE」の高野正光さん

自家焙煎コーヒー豆店「TAKANO COFFEE」の高野正光さん

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 自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆店「TAKANO COFFEE(タカノコーヒー)」(福島市松川町中原、TEL 024-503-1255)が福島市松川にオープンして、3月18日で3カ月がたった。

「TAKANO COFFEE」の店内=カウンターは店主がDIYしたもの

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 店主の高野正光さんは、会社員として働いていた職場を早期退職したこと、コーヒーが趣味で焙煎やハンドドリップを日常的に経験していたこと、高野さんの祖母が約50年営んだ後に高齢のため閉めた菓子店を復活させたいと以前から漠然と思っていたことなどが重なり、菓子店を改装してコーヒー豆店を開く決断をしたという。妻の眞由美さんは「娘2人が『おいしいよ、やりなよ』と後押ししてくれたことも大きかった」とほほ笑む。大手コーヒーメーカーで勉強した後、昨年12月18日に同店を開いた。

 オープンから3カ月がたち、高野さんは「飲食店経営が初めてで、駆け出しのコーヒー屋。どうやっていいのか手探り状態ではあるが、近所の方、県道を通りかかる方、インスタグラムを見てくれた方などがお越しくださっている」と話す。

 席数はカウンター2席、2人がけのテーブル1卓、1人がけのテーブル1卓の計5席。改装の際、以前菓子店で使っていた家具や廃材を活用したという。「壁やカウンターなど、できるところはDIYした。ショーケースやテーブル、本箱、小物など当時の物をそのまま使っているものもある。ゆくゆくは奥の座敷も客席にしたい」とも。

 店では、アフリカ産を主に常時約7種の自家焙煎コーヒー豆(100グラム650円~)を販売。店内やテイクアウトでハンドドリップコーヒー(シングルオリジン=500円、ブレンド=450円)も提供する。「アフリカのコーヒーは良質な酸味があるものが多い。個人的に酸味のあるコーヒーが好きなことや、店に特色を出したいこともあって、アフリカ産を主軸にしている」と高野さん。華やかな香りと果実感のある甘味が特徴の「エチオピア」と、アップルティーを感じる風味を持つ「ブルンジ」(以上100グラム850円)が「よく出る」という。

 「『近所に店ができて良かった』という声も聞く。今のような感じで徐々に店の認知が広がれば。まずはゆっくりとやっていきたい」と高野さん。

 営業時間は10時~18時。水曜・木曜と第1・3日曜定休。

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