「AZUMA36cafe(アヅマサンロクカフェ)」が5月11日、福島市荒井にオープンする。
空き家だった築100年の木造古民家をリノベーションした同店の延べ床面積は83坪。床や壁をはがした廃材で作ったカウンターなど、元々あった物を再利用している。
経営するガンマーサード(福島市大町1-13)は福島市内や都内で居酒屋やレストランなど8店舗を経営していたが、コロナ禍で4店舗を閉店した。
同社社長の森山大介さんは「初めてこの場所を見た時、自然に囲まれてひっそりとたたずむこの家と景色がとても気に入った。ここを再生し、地域の皆さんとこの地域を盛り上げていきたいと思った」と話す。工事着工からおよそ1年での完成となった。
メニューは、メインをワンプレートで提供するハンバーグプレート、麓山高原豚を使ったポークソテープレート(以上、ライス・サラダ・スープ付き、1,500円)、粉からこだわった手ごねのピッツァ(1,300円)など。オリジナルのドレッシングも「お薦め」だという。
アルコールは、福島産のワイン、福島のクラフトビールや焼酎なども用意。屋外でも楽しめるよう、庭にもテーブルセットやブランコ、ベンチなどを設置する。敷地内にはイベントスペースも設け、今後、定期的にイベントを開いていくという。
「地域の人たちはもちろん、自然に囲まれた古民家を生かし人が集まる取り組みを積極的にしていきたい」と森山さん。「近くには土湯温泉や吾妻スカイラインもあるので、福島に観光で訪れた人にも来てほしい」とも。
営業時間は11時~21時。火曜定休。