社会課題を総合的に学び、解決に向けた政策を福島県へ提言する中高生を対象にしたイベント「中高生SOCIAL ACTION!(ソーシャルアクション)」が7月から10月まで、福島市内各所で開かれる。
昨年12月に福島駅前で学生らが企画したチャリティーカフェ「anneau cafe(あのカフェ)」
開催のきっかけについて、主催する一般社団法人「CARNIVAL WORKS(カーニバルワークス)」代表の江藤大裕(だいすけ)さんは「中高生たちが地域からさまざまな社会課題を学び、自ら疑問を持ち、問いを立てて行動し、自分なりの変化を起こす力を育んでいけるよう企画した」と話す。
イベントでは市内の企業やNPO団体から講師を招き、子どもや貧困、エネルギー問題、食品ロスなどの各分野から見える社会課題を学ぶ。子ども食堂「よしいだキッチン」でのフィールドワークや、社会課題解決に向けたイベントの企画・運営を通じて主体的に行動し、最終日のシンポジウムでは福島県への政策提言を行う。
江藤さんは「学生たちが地域の社会課題を自分事として捉え、楽しみながらチャレンジしていく姿は、地域につながりと笑顔を生み出す」と期待を込める。「何か新しいことにチャレンジしてみたい、楽しい夏にしたい、面白い未来を創ってみたいと考える中学生・高校生に参加してもらえれば」とも。
対象は県北地域在住の中学生・高校生で、定員は20人程度。カーニバルワークスのウェブサイトなどで6月30日まで、申し込みを受け付ける。