2020年の東京オリンピックの野球・ソフトボールの会場に福島市が選ばれたことを受け、福島駅東口駅前広場7月24日、元オリンピック選手によるトークショーなどが行われた。
「YELL from Fukushima City」と題し、東京オリンピック開催までちょうど1年となるタイミングで開かれた同イベント。福島駅東口駅前広場にはキャンドルで五輪のマークと「2020 FUKUSHIMA」の文字が描かれた。キャンドルポットには「オリンピックがんばって」「福島復興」など応援のメッセージが書かれていた。
ゲストとしてソフトボール元オリンピック選手の田本博子さんと伊藤幸子さんが招かれ、トークショーが行われた。田本さんは2000年のシドニーオリンピックで獲得した銀メダルを持参し、観客の首に掛けるなどの交流も見られた。トークショーでは田本さんの小柄な体格を生かしたバッティングのエピソードをジェスチャー交じりに話したり、伊藤さんの日本代表に選ばれるまでの苦悩を明かしたりするなどして盛り上がりを見せた。
「選手は皆さんの応援で背中を押される。ぜひ会場に足を運んでほしい」と田本さん。伊藤さんも「テレビの前でも構わないので、良いプレーには拍手を送ってほしい」と話す。
早稲田大学応援部が「古関楽団応援部」としてゲストで呼ばれ、「みんなで五輪を盛り上げよう」の掛け声と共に、福島市出身の作曲家・古関裕而の楽曲「紺碧(こんぺき)の空」など4曲を披露した。