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福島の就労支援事業所「まちなか夢工房」と「凸ゼミ福島」、パン作りで協業

来場を呼びかける「凸(でこ)ゼミ福島」代表の遠藤さん(右)と、まちなか夢工房・福島学院大学学生ボランティアのみなさん。

来場を呼びかける「凸(でこ)ゼミ福島」代表の遠藤さん(右)と、まちなか夢工房・福島学院大学学生ボランティアのみなさん。

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 就労継続支援B型事業所「まちなか夢工房」(福島市本町)と、就労移行支援事業所「凸(でこ)ゼミ福島」(上町)が8月30日、協業で作ったパンを「まちなか夢工房」(TEL 024-524-2230)で販売する。

「秋香るキノコと明太子のパン」

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 「両事業所の利用者に、今までに経験したことがない社会経験を持ってもらう」ことなどを目的に協業した。凸ゼミ福島代表の遠藤一歩さんは「まちなか夢工房が開く『福人マルシェ』の一環で声をかけてもらった。凸ゼミ福島は自立訓練する事業所なので、提供する商品がなかったが、ぜひ一緒に何かやろうと、協業でパン作りと販売をすることになった。いつもと全く違う経験ができることに価値があると思い、両事業所で協業する際に起こりうる問題も乗り越えられた」と話す。

 当日販売するパンは2種。夏野菜をアヒージョに仕立てたものを、まちなか夢工房オリジナルの食パンにのせて焼き上げた「夏野菜のアヒージョパン」と、キノコと明太子を絡めて炒めたものを使った「秋香るキノコと明太子のパン」(以上230円)。遠藤さんの「お薦め」は「夏野菜のアヒージョパン」で、「塩味も利いていて、おつまみにもいけそう」とも。「アイデアを募って、まちなか夢工房とすり合わせをして、2カ月かけて完成させた。料理をしたことがない人もいたが、互いに受容しながら、みんなで楽しく取り組めた」と遠藤さん。

「今までにない層のお客さまを呼べる、そんな仕組みを作れたら。まちなか夢工房は和気あいあいとしたチームで、パン作りや利用者に対しても思いがあって、すてきな事業所。ぜひ、店で体験してほしい」と呼びかける。

 販売時間は12時~14時。
 福人マルシェは31日も開催。

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