![フルーティーな香りが強い生酒「桜福姫」](https://images.keizai.biz/fukushima_keizai/headline/1564101936_photo.jpg)
二本松市東和で栽培された米の新品種「NOKO(のこ)1号」で造られた新酒「桜福姫(さくらふくひめ)」の発表会が7月24日、「道の駅ふくしま東和」(二本松市太田)で行われた。
東京農工大学農学部・大川泰一郎教授と、福島大学食農学類・横山正特任教授の協力の下、コシヒカリをベースに開発された「NOKO1号」。背が高く、茎が太いのが特徴。「NOKO1号」を使って造られた新酒が「桜福姫」。
開発に携わった人気酒造株式会社・遊佐勇人社長は「新品種で新酒を開発醸造できるのは大変な喜び。この品種は給水が速く酒米として向いていた。今後も醸造していけたら」と笑顔を見せる。「鼻がすっぽり入るくらいの大きなグラスで、香りを楽しみながら飲んでもらえれば」とも。
発表会に出席した三保恵一二本松市市長は「ぜひ愛飲してもらいたい。今後は桜の時期に合わせて販売したい」と話す。試飲した人からは「甘いので日本酒が苦手な人や女性でも飲めそう」などの声が上がった。
ラベルは日展の高木聖雨(せいう)理事による書をあしらう。
価格は1,620円(720ミリリットル)。数量限定。今月24日から二本松市内の道の駅などで販売している。