介護用品専門店「くらしと介護のサポート 道しるべ」(福島市飯野町)が1月28日、オープンした。
経営は、管工事業を行う「中央設備」(福島市松川)。同店は、介護洋品の販売や住宅改修、バリアフリー工事相談にも応じるほか、認知症患者や家族が集う「オレンジカフェ」や地域に暮らす小中学生向けの学習スペースの運営なども行う。
オープンのきっかけについて、店長の阿曽ルミさんは「今回の空き店舗は社長の元実家で、昨年まで衣料用品店を営んでいた。飯野町商店街は全体的に高齢化が進んでいて、実家も空き店舗になることが決まった時に、空き店舗をうまく活用することでにぎわい創出につなげることができればと思い、オープンに踏み切った」と話す。
阿曽さんは学生時代に住宅福祉を学んだ経歴を持つ。店名の由来について、阿曽さんは「幼少期は、曽祖父や曽祖母と過ごすことが多く、昔からお年寄りが好きで、福祉の道に進むことを決めた。そして、福祉の道に進んだ時に福山雅治さんの『道しるべ』という曲を聴いてとても感銘を受けた。店名はそこから」と話す。「お年寄りの道しるべになりたいという思いも込めている」とも。
オープンを迎えて、阿曽さんは「介護はする側も受ける側も普段は言えないことを抱えていると思う。そんなことを気軽に相談できる場所にしたい。店に来ることで、皆が笑顔で元気になれるような場所を目指したい」と意気込みを見せる。
営業時間は、9時~18時。日曜・祝日と第2土曜定休。