福島市を中心に活動する「劇団カスカ・ダール」の定期公演「ボーン・アゲイン 横丁ミルトスの奇跡」が9月8日、「こむこむ館」(福島市早稲町)で行われる。
2016(平成28)年に旗揚げし、福島市内のイベントなどで公演を行っている同劇団。団員数は22人。演劇初心者向けにワークショップを開くなどして、活動の幅を広げている。「劇団名の由来は福島の方言『かすかだる(格好つける、など)』から」と主宰の篠木美津枝さん。
3回目の定期公演となる今回の演目は「ボーン・アゲイン 横丁ミルトスの奇跡」。歌うことが大好きなアイドルの少女が居場所を求め旅に出て、まか不思議な空間「軽食喫茶ミルトス」を舞台に繰り広げられる時を超えた奇跡の物語。
28日に行われた稽古では、シーンごとに台本を何度も繰り返し読み上げ、体全体を使った表現方法などを熱心に練習するメンバーの姿が見られた。
篠木さんは「メンバーのほとんどが一から演劇を始めた素人。ストーリーも大事だが、素人が挑戦している姿を見て元気になってほしい」と話す。「引っ込み思案な人や人前で話すのが苦手な人にも、自分の可能性を発見してほしい」とも。
13時開場、13時30分開演。チケットは、小中高生=500円、一般=1,000円。