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伊達・保原総合公園で「ダテノワ文化祭」 高校生が企画運営

(左から)共同代表の齋藤真優(まゆ)さん、谷地紗梛(さな)さん、三浦遼大(りょうた)さん

(左から)共同代表の齋藤真優(まゆ)さん、谷地紗梛(さな)さん、三浦遼大(りょうた)さん

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 高校生主体で伊達市の魅力を発信するイベント「ダテノワ文化祭2025」が9月27日、保原総合公園(伊達市保原町)で開催される。今年は「ふくしま三大鶏フェス」「霊山太鼓まつり」との合同開催となる。

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 主催は、だて青年会議所と学生コミュニティー「ダテノワ」。聖光学院と伊達高校の生徒を中心に、約10人の高校生が実行委員としてイベントを企画・運営する。学生をサポートする形で、大学生有志団体「Spread From Fukushima」も協力する。

 今年のテーマは「DATE NOVA-爆(は)ぜろ、わたし。」。ロゴ制作には、共同代表の谷地紗梛(さな)さんも携わった。谷地さんは「『爆ぜろ』には、関わる一人一人の個性や思いがぶつかり、花開くようにという思いが込められている。そこから、伊達の特産品である桃の果汁がはじける様子や音楽の高鳴りをイメージしてロゴを制作した」と話す。制作を終え、谷地さんは「携わる全員の熱量が形になったようでうれしい」と話す。

 昨年に続き2回目の開催となる今年は、保原総合公園に場所を移す。アーティスト「山猿」のライブパフォーマンスのほか、伊達市や福島市の中高生による吹奏楽、手話パフォーマンス、ダンス発表などのステージイベントも予定する。

 目玉の一つ「学生チャレンジブース」では、高校生の個人探求活動を生かした取り組みが並ぶ。聖光学院の齋藤真優(まゆ)さんは「福島市のカレー店『笑夢カレー』とコラボし、学校や伊達市をイメージしたカレーを試作中。イベントで提供する」と話す。三浦遼大(りょうた)さんは、伊達市特産の桃ジュースを題材に、商品リブランディングの一環としてパッケージデザインを制作。「デザインを2種類制作した。来場者に投票で選んでもらう参加型にしているので、ぜひ皆さんに投票してほしい」と話す。

 初開催時から参加してきた谷地さんは「昨年、行く前は不安だったが、当日は会場の熱気を感じ、自信がついた。今年は『自分が盛り上げていくんだ』という気持ちで準備してきた」と振り返る。三浦さんも「前回、会場で過ごした時間がとにかく楽しかった。今年も続けたいと思った」とダテノワに参加した理由を話す。イベントをアピールするため、学生たちは夏の間に「わらじまつり」など地元のイベントに出向き、チラシ配布や告知活動にも取り組んできた。「自分のアイデアが形になっていく実感がある」と齋藤さん。「地域と関わりながら接客もできるのが楽しい」とも。

 学生たちは「小さな子どもから年配の方まで、いろいろな世代の方に来てほしい。『つながり』がひとつのテーマでもある。昨年から継続してきたつながりを、今年も大事にしていきたい」と意気込みを見せる。

 開催時間は10時~17時。入場無料。

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