福島市の中心に位置する信夫山を歩いて散策する「ももりんウォーカーフェスティバル」が11月16日、約90人が参加し開催された。
信夫山の観光スポットを巡り、スマートフォンアプリで福島市のキャラクター「山伏ももりん」が音声で解説する同イベント。開催のきっかけについて、主催するNPO法人「ストリートふくしま」の水口さんは「多くの人に信夫山に訪れてほしい、素晴らしいところだと知ってほしいと思い開催に至った」と振り返る。
当日は信夫山に詳しいガイドを務めるスタッフを先頭に、「神々が棲(す)む道」と「木漏れ日の路を歩く」の2コースに分かれ信夫山を散策した。
道中にある「五つ石」「坐禅石」「烏ケ崎大岩」などの観光スポットでは、看板にスマートフォンアプリ内のカメラをかざすと、「山伏ももりん」のARがそのスポットを解説。参加者からは「かわいい」「面白い」などの声が上がった。ガイドスタッフに参加者から信夫山について質問が上がるなど、参加者は熱心にガイドスタッフの話に耳を傾けた。
信夫山の頂上の岩にタッチし、登頂を喜ぶ参加者の姿も見られた。登頂した参加者は「福島市を一望できる、こんなすてきな場所があってうれしい」と景色を楽しんでいた。
水口さんは「こんなにも多くの人に参加してもらえて大変うれしい。これからも信夫山に訪れてもらえれば」と話す。