福島市の子ども・児童を対象としたアスリート専門塾「ゴールドチャレンジ」が現在、クラウドファンディングに挑戦している。
スポーツをするための身体能力の基礎を主にトレーニングする同塾。塾を立ち上げたきっかけについて、代表の伊藤彰彦さんは「震災後、福島の子どもたちの肥満率が全国ワースト1位になってしまった。子どもたちの健康にもつながるため、福島出身の元プロサッカー選手・茂木弘人さんの力を借りて、福島からトップアスリートを輩出できないかと思い塾を立ち上げた」と振り返る。「ゴールドチャレンジ」の由来を「金メダルにチャレンジしたい思いから」とも。
同塾では県内のスポーツコミュニティーの指導者らの協力の下、ダンスやサッカー、野球、ゴルフといった、さまざまなスポーツを取り入れ、身体能力の強化に取り組んでいる。伊藤さんは「子どもたちにたくさんのスポーツを経験してもらい、そこから好きなものを選んで取り組んでいってほしい」と話す。
今回同塾が挑戦しているクラウドファンディングについて、伊藤さんは「地域の人にこんな活動があるということを知ってもらいたく、クラウドファンディングに挑戦した。たくさんの人に協力してもらい、福島からトップアスリートを輩出できるよう一緒に応援してほしい」と呼び掛ける。「福島から金メダルを取るようなアスリートを輩出できるよう頑張りたい」とも。
目標額は50万円。集まった資金は塾生のための運動器具などに充てる。
開催日時は土曜の15時~17時。4歳~小学3年が対象。クラウドファンディングは12月20日まで。