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重文・旧広瀬座で「カツベン!」試写会 参加者は「どてら」を着用、当時の雰囲気を再現

映画「カツベン!」と「旧広瀬座」のPRをする周防正行監督(中央)と木幡浩福島市長(中央右)

映画「カツベン!」と「旧広瀬座」のPRをする周防正行監督(中央)と木幡浩福島市長(中央右)

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 12月13日に全国公開された映画「カツベン!」の試写会と周防(すお)正行監督のトークセッションが同12日、福島市の「旧広瀬座」(福島市上名倉大石前)で行われた。

「どてら」(綿入り半てん)を着用し参加する市民ら

 映画「カツベン!」は、まだ映画がモノクロでサイレントだった大正時代に活躍した活動弁士(通称・活弁)をモデルとした作品で、主演は成田凌さんが務める。撮影が昨年10月に同所で行われたことを受け、エキストラで出演した市民らを招いて試写会が行われた。

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 同所がまだ活気を帯びていた大正時代の雰囲気を再現するため、参加者は「どてら」と呼ばれる綿入り半てんを着用。中には和装で参加する人もいた。会場内では地元のコーヒー店や紅茶専門店のドリンクも振る舞われたほか、地元菓子店のどら焼きが当時の売り子を再現し販売されるなど、にぎわいを見せた。

 木幡浩福島市長は「この国指定重要文化財である『旧広瀬座』を再生していき、今後も映画やドラマの撮影に使ってもらえれば。市民の皆さんの温かいおもてなしを力に、ドラマなどのロケを呼び込みたい」とあいさつで述べ、活動弁士の独特な口調で盛り上げた。

 オープニングトークで、福島でのロケ時のエピソードについて尋ねられた周防監督は「この空間の熱を感じて、俳優の演技が変わった。エキストラで参加してくれた福島の皆さんのおかげ」と笑顔で応え、(「旧広瀬座」の)近くの飲食店で「メンバーで宴会をした」ことも明かした。

 主催の福島市文化振興課の菊池さんは「国指定の文化財で撮影でき、公開も無事に終え、これを機に『旧広瀬座』の魅力を知ってもらい、幅広く活用していければ」と話す。

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