福島を中心に活動する作家が作品を持ち寄る「ふくしまArt & Craft見本市」が1月29日、コワーキングスペース・アカリ(国見町山崎舘東)で開催された。
同施設のオーナーである「家守舎桃ノ音(やもりしゃもものね)」代表の上神田健太さんは、「福島で活動するアーティストやクリエーターと、そうした方と連携したい企業とのつながりを作り、新しいビジネスや共同作品が生まれることを目的に今回初めて企画した」と振り返る。
当日は、絵画、木工、刺し子などの個人作家、イラストレーターや音楽アーティストなど15組が作品を展示。県内の雑貨店、ウェブ制作会社、行政職員など幅広い業種の見学者が訪れ、作品について説明を聞いたり、ビジネスプランについて相談したりした。
参加した福島市在住のペン画家・安藤光さんは「今まで県外を中心に作品展を行ってきた。見本市が開催されたことで、地元の方に作品を見てもらうことができた。これをきっかけに福島でも活動を広げていきたい」と話す。
上神田さんは「アカリは来訪者に新たな出会いと気付きを与える場所。今後は、地域の子どもたちがいろいろな大人たちと出会う機会を多く作り、子どもたちの視野を広げるきっかけを作りたい」と意気込みを見せる。