新元号「令和」の発表を受け、福島市のJR福島駅前東口広場で4月1日、地元新聞社が号外を配布した。
受け取った市民からは「平成では震災があり、元の福島に戻れるよう若い自分たちが頑張っていきたい」(専門学校学生)、「平成に生まれて元号が変わるのは寂しいが、令和では被災した人たちを勇気づけたい」(中学生)など、2011年に起きた東日本大震災にまつわる声が多く上がった。
昭和を生きた年配者からは「平成は平和な時代だったが災害が多かった。令和はどんな時代になるのか不安もあるが、楽しみでもある」(70代男性)、「これからの若い人のことを考えると、福島に活気があって穏やかに過ごせる時代になってほしい」(80代女性)と、期待と不安とが入り混じる声が上がった。
新元号発表に合わせ、「パンとケーキ マザーヤマキ」(伊達市梁川町)では新元号をあしらったこしあんパン「令和パン」を発売。新元号発表後、店頭に並べたところ、15個が3時間ほどで完売した。
価格は160円。次の販売予定は、5月1日の改元当日だという。