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福島土湯温泉「こけし湯」が惜しまれつつ閉館 33年間の営業に幕

「サンスカイつちゆ」の外観

「サンスカイつちゆ」の外観

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 福島市土湯温泉「サンスカイつちゆ」(福島市土湯温泉町赤坂)が3月31日、閉館した。市の施設だった同温泉は老朽化が進み、昨年9月に閉館が発表された。

最終日に訪れた多くの入浴客

 1985(昭和60)年に営業を始めた同施設内にある「こけし湯」は源泉掛け流しの日帰り温泉。入浴料は250円で、気軽に利用できることから、地元の人だけではなく観光客にも多く利用されていた。源泉掛け流しで湯量が多く、肌当たりの優しい熱めの湯に、木のぬくもりがある浴室は昔ながらの温泉を感じさせる情緒あふれる温泉だった。

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 閉館を迎えた最終日は入浴料無料イベントも行い、406人の入浴客が訪れた。入浴に訪れた市内在住の芳賀さん(看護師)は「子どものころから、しょっちゅう来ていた。小さいころはお湯が熱くて入るまで大変だったが、大人になればこの熱さがとても気持ち良かった。最近は子どもたちも連れて来ていたので、無くなるのは非常に残念」と惜しんでいた。

 同施設の引地館長は「ずっと利用していた方からは、名残惜しいや寂しいという声を多く頂いた。残念な気持ちは皆さんと同じ」と話す。

 施設の中は他にも、無料で利用できる和室の大広間や会議などが行われる個室などがあり、震災直後などは避難してきた人たちを受け入れていた。

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