東日本大震災から10年を迎えるに当たり、キャンドルイベント「福ノヒカリ」が3月11日~14日、片岡鶴太郎美術庭園(福島市飯坂町銀杏)で行われる。
東日本大震災が発生した2011(平成23)年3月11日から10年。イベントを主催する「福のヒカリプロジェクト」の草野和さんは夫・広幸さんと南相馬市から避難した経験がある。草野さんは「10年の節目に、福島から癒やしと希望の光と届けたいと思い開催に至った」と振り返る。
キャンドル作家の草野さんは自身のインスタグラムで、全国のキャンドル作家に同イベントで火をともすキャンドルの寄付を募ったところ、予定していた311本を大幅に上回る数の寄付とメッセージが寄せられたという。草野さんは「短期間でたくさんの人の協力があった。とてもうれしい」と話す。
11日には、メンタルコーチでもある広幸さんのトークライブを開き、フェイスブックでライブ配信を行う。17時からはインスタグラムのライブ配信で福岡とつなぎ、福岡のキャンドルアーティストらとコラボを予定。13日・14日は、ハンドメード作家による雑貨の販売やワークショップも開催予定。「癒やしを届けられれば」と草野さん。「募金箱を置き、南相馬に寄付したい」とも。
開催に先駆け、北海道から沖縄まで、全国のキャンドル作家から作品が届いたという。草野さんは「全国の心を1つにして、世界へ光を広げたい。福島から希望の光を発信していければ」と意気込みを見せる。
開催時間は、11日=13時~17時、12日~14日=11時~15時。