福島市の「こむこむ館」(福島市早稲町)が5月5日、「インターネット限定!おうちでこむこむ!春のこむこむ祭りオンライン版」を配信した。
誰でも利用できる教育文化複合施設の同館。年4回、季節ごとに開催している同イベントは新型コロナウイルス感染症対策で昨年春の開催は中止に。昨夏、オンラインで再開した。同館事業担当の黒澤亜希子さんは「子どもたちに一方的に映像を届けるのではなく、子どもたちとつながりを持てるようなイベントにしたかった」と振り返る。
同イベントで配信した動画は「もう中学生 ダンボールワークショップ」「工作キットによるオンラインレッスンワークショップ!Myおうちバッグ」の2種類。講師の作品を紹介し、視聴者は動画を見ながら出演者と同じように作品を作れる内容。出演者が集中して制作したり、作ったゲームで遊んだりする様子も見られた。講師のオリジナル作品に出演者が驚く場面も。
オンライン開催は4回目。「大型連休の思い出作りに、何か形に残るものを子どもたちに提供できればと思い工作キットを用意した」と黒澤さん。初めて同キットを無料配布したほか、視聴者が制作した「のりこめゲーム」「Myおうちバッグ」を同館内で展示。インスタグラムで紹介するなど、リアルの交流の場も用意しているという。
黒澤さんは「『こむこむ』に子どもたちの笑顔があふれ、笑い声が響き渡る日を迎えられることを心待ちにしながら、さまざまなイベントを企画していければ」と意気込みを見せる。「夏休み期間中には体を動かしながら楽しめる企画展も開催予定」とも。
「Myおうちバッグ」の動画配信は今月31日まで。