福島市内の「ファミリーマート」6店で6月18日、家庭で余っている食品を集めて必要とする人へ届ける「フードドライブ」の取り組みが始まった。
ファミリーマート創立40周年に向けたキャンペーン「40のいいこと!?」の一環として、4月から全国展開している同企画。「福島駅西店」「福島大森下町店」「福島御山店」「福島北裡通店」「福島北五老内町店」「福島商業高校前店」の6店舗で実施。福島県内での実施は今回が初。
家庭で余っている食品を各店舗に持ち寄ってもらい、地域の自治体やNPOなどの協力パートナーを通じて、支援が必要な人に届ける取り組み。家庭で余った食品を活用することで食品ロスの削減につなげ、地域住民にも気軽に社会貢献活動に参加してもらうことを目指す。
各店に設置した回収ボックスで余剰食品を預かり、協力パートナーである「福島市子ども食堂NET」を通じて、市内の子ども食堂、福祉団体、1人親世帯、食品を必要とする人などに届ける。
御山店の鈴木信一店長は「回収ボックスを設置して1週間たっていないが、すでに3~4人の方から寄付を頂いた。中には店内で買った物を、そのまま回収ボックスへ入れる人もいて驚いている」と話す。
回収ボックスで受け付け可能な食品は、未開封で破損していないもの、賞味期限まで2カ月以上あるもの、常温保存可能なもの。アルコールや金銭など、食品以外のものは受け付けない。
同企画は6月23日現在、5都県29店舗で実施している。今後も希望する店を募り、順次地域を拡大していくという。