福島市写真美術館(福島市森合町)で9月24日、福島市出身の作家3人の同時個展「三人個展」が始まった。
日本画・洋画・刻字などを展示する同展。開催のきっかけについて、同館の菊地威史館長は「当館がリニューアルオープンしてから最初の美術個展として福島にゆかりのある作家を集め、多彩な作品を楽しんでもらえればと思い開催に至った」と振り返る。
同展では、福島県美術家連盟顧問や福島県日本画協会会長などを務める日本画家・斎藤勝正さん、猫の擬人画や動物の作品を多く手掛ける「アトリエポポキ」主宰の洋画家・大谷望さん、福島県書道協会事務局長や福島県刻字協会副会長を務める刻字家・宍戸迪翠さんの作品計71点を展示。
来館者からは「岩絵の具の質感で臨場感あふれる作品に見える」「表情豊かな擬人画が面白い」「古い字体だが色や字形がポップ」などの声が聞かれた。
展示の他に斎藤さんのポストカードや大谷さんのポストカード(以上1枚100円)、猫のキーホルダー(900円)などのグッズも販売する。
菊地さんは「展示されている作品を楽しむのはもちろん、築100年を迎える当館の情景も楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛ける。
開館時間は9時~16時30分(最終入場16時)。10月3日は日本画のみ作品入れ替えのため展示休止。10月10日まで。