福島市内の「子ども食堂」の支援を行っているキックボクサーの志朗選手が10月16日、市内のレストラン「森のキッチン」(福島市方木田)で子どもたちに弁当を配った。
福島市内の「子ども食堂」に自身にゆかりのある熊本県産の米などを寄付している志朗選手。今回のイベント開催について、志朗選手は「自分が寄付した米がどのように子どもたちに届いているか実際に見たかった」と話す。
定期的に「子ども食堂」を開き、創作ピザなどを提供する同店。店主の森口さんは「コロナ禍ということもあり、イートインではなく弁当を配るという形でカレーやチャーシュー丼、鶏五目丼の3種類の弁当を配った」と話す。この日は地元の小学生ら40人が来店。集まった子どもたちは志朗選手へのお礼として、激励のメッセージと、手のひらに絵の具を付け旗にスタンプを押し、志朗選手の試合中に掲げる寄せ書きを作った。寄せ書きをした児童は「練習や試合中に少しでも福島を思い返してほしい」と話す。
志朗選手は「子どもたちに直接弁当を渡すことができた。お礼を言われ、とてもうれしかった」と話す。