プロのフラメンコダンサーらが全国の芝居小屋などで公演する「全国名所×フラメンコ」の福島公演が11月13日、民家園(福島市上名倉大石前)内の「旧広瀬座」で行われる。
6日に行われる沖縄公演で始まる同イベント。旧広瀬座での公演について、主催する「日本に恋した、フラメンコ」代表の永田健さんは「これまで城や寺院などで上演してきたが、冬でも上演できる場所を探していて芝居小屋という施設を選んだ。映画『カツベン!』で旧広瀬座を舞台にしていて、直感的にここで上演したいと思い、開催に至った」と振り返る。
プロのフラメンコダンサー5人に加え、それぞれのダンサーが指導する生徒らも出演予定。永田さんを中心に、福島県内や近隣のダンサーを集める。「オープニングは各教室の生徒らが和装で、セビリアの春祭りで踊られる『セビジャーナス』を踊る」と永田さん。この日のために和楽曲や和詩をアレンジした音源を用意したという。
公演の様子は20日14時から24日まで、ユーチューブで有料配信を予定。販売サイトから申し込み、閲覧できる。料金は2,000円。
永田さんは「日本とスペインの伝統芸能が交わる場として、和と洋を合わせたフラメンコライブができれば」と意気込みを見せる。「自分自身、福島では初めてのライブ。とても楽しみ」とも。
13時開場、14時開演。入場料は、升席前列=4,000円、自由席=2,000円。小・中学生半額。