福島学院大学の食物栄養科の学生らとラーメン店「くさび」(福島市栄町)がコラボし、新メニュー「ビーフシチューラーメン」を開発した。
同大食物栄養科の学生5人が開発した同メニュー。きっかけについて、同大の星大夢(ひろむ)さん(2年)は「昨年8月に学生が企画しメニューを作れないかと提案を受けたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となり、10月に企画を始めた」と振り返る。「カレーやスープパスタ風のラーメンも提案に上がったが、ビーフシチューは今までに無かったのでは」とも。
同メニューは福島駅前のラーメン店「くさび」で提供。1杯880円。星さんは「スープがドロドロになってしまい、味をまとめるのに苦労した」と話す。牛乳を入れたり、みそを入れたりして味を調えたという。担当教員で同大講師の佐藤る美子さんは「2年生が1年生を引っ張り、積極的に取り組んでいる様子が見られた」と話す。
栄養士を目指しているという星さん。「友人たちと一から作り上げていくのが楽しかった。新しいものを作る楽しさを体験できたので、今後も新しいメニューを開発していければ」と意気込みを見せる。
同メニューの売り上げの一部は感染症対策に取り組む医療従事者へ寄付する。提供は2月1日から。