福島市の旅館「赤湯好山荘」(福島市土湯温泉町鷲倉1、TEL 024-264-3217)が現在、震災からの復興と再建を目指して、クラウドファンディング(以下CF)で支援を呼びかけている。
2021年、福島県沖で発生した地震の影響により建物の倒壊、施設内の備品が使えない状態になり休業を余儀なくされた同館。再建を目指し、補修工事を進めているところ、さらに今年3月に震度6強の地震に襲われ、修繕したところが再び倒壊してしまった。
CFを始めたのきっかけについて、おかみの今泉ヒロ子さんは「2度の震災に襲われ営業を諦めようと考えていたが、家族やスタッフ、常連からの支えがあって再建することを決意した」と話す。
リターン品は、オリジナルタオル、入浴券と宿泊券。今泉さんは「赤湯温泉の秘湯である赤い温泉と白い温泉。この紅白のお湯を再び皆さまに喜んでいただけるよう頑張りたい」と意気込みを見せる。CFで集めた資金は営業開始に必要な備品や設備機器の購入に充てるという。
目標金額は150万円。募集は6月28日まで。営業再開は、7月1日を予定している。