福島トヨタクラウンアリーナ(福島市仁井田)で、6月25日、3年ぶりの開催となる「いちい杯 福島市家庭バレーボール大会」が行われた。
今回で34回目となる同大会は元々、主婦の健康推進のために始まった。年齢に関係なく楽しめるようにとゴムボールを使ってプレーする。近年は新型コロナウイルス感染拡大のため、32回大会、33回大会を中止していた。
福島市家庭バレーボール協会長の本浦セツさんは「私たち主婦は家族の健康を守る立場。元々は健康推進のための家庭バレーボールを、ウイルス感染が心配される状況の中で開催することができなかった。それでも大好きなバレーボールを仲間と一緒にプレーすることは大きな活力になる。まだまだ慎重にならなくてはならないが、試合をしたい主婦の方たちのために、できる環境を作ってあげたい。そんな思いから、勝ち負けにとらわれない親善試合という形で大会を開催するに至った」と話す。
以前は老若関わらず参加チームが100チームを超えていたが、今回は26チームが参加する。密を避けるため開会式は行わないが、福島市内を中心にスーパーを展開する「いちい」の伊藤信弘社長による始球式は通常通り行う。「この3年間、本当に悔しい思いをしてきたので、今回の開催をとてもうれしく思う。ただ、前回開催時と比べると参加チームが3分の1と聞いている。来年こそは盛大な大会になることを願いたい」と伊藤社長は話す。