福島市飯坂町に6月25日、無人古着店「suiren(スイレン)」(福島市飯坂町)がオープンした。
店主の菅野廉さんは飯坂町出身。オープンのきっかけについて、「生まれ育った飯坂町を訪れる人が年々減ってきていると感じた。自分が好きなことを取り組みながら町を盛り上げることができたらと思いオープンに踏み切った」と話す。
無人店舗で古着を販売する同店。購入したい古着を選んで、設置している券売機で代金を支払う。スタッフは常駐しておらず、全てセルフ対応。店名は、お客さんとの信頼関係を大切にするという意味を込め、花言葉が信頼である「suiren」から付けた。
店内は、元々あった建物の雰囲気を残しつつ、菅野さん自身でリフォームを行った。「古着店として元の素材を生かすようにした」と菅野さん。扱うのは、アメリカやユーロ、ミリタリー古着など。日本の商品は置かずに菅野さんがいいと思った商品を買い付ける。
菅野さんは「無人販売は、コロナ禍でも人と接触をせずに買い物できるのが特徴。店員の目を気にせずゆっくり買い物をしてほしい」と話す。「店を通じて飯坂町を訪れるきっかけになれば」とも。
営業時間は11時~19時。