福島市写真美術館が主催する美術展「目的のない旅展in福島」が7月23日から、福島市写真美術館(福島市森合町)で開催される。
2020年に長野県辰野町のまちおこしイベントとして同展の前身となる「目的のない旅展」が辰野美術館で開催され、歴代1位に迫る入館者数を記録したという。今回は福島市から声が掛かり開催につながったという。
同展は辰野町の展示に1人加えた14人の「写真」と「言葉」を展示する。一般社団法人「○と編集社」の赤羽孝太さんは「『旅に出たいから、旅に出た』が一番のメッセージ。何かをする時、始める時に理由や成果を逆算することがありがちだが、まずはやってみようというメッセージを伝えたい」と話す。
約8年間で157カ国を自転車で旅し、訪問国数が日本人歴代1位の小口良平さんや、自転車で世界一周の経験がある福島市出身の伊藤篤史さんも同展に参加している。
「出展者の旅人たちは、行ってみたい、知りたいというシンプルな好奇心から旅に出た。『写真』や『言葉』を通じて、チャレンジするきっかけや後押しになれば」と赤羽さん。
開館時間は9時~16時30分(最終入館は16時まで)。入場料は、大人=300円、小中学生=150円、未就学児無料。8月22日まで。