福島・置賜町の天ぷら店「てんぷらのひら井」(福島市置賜町、TEL 024-522-7064)が9月7日で17周年を迎えた。
「季節の移ろいを食で感じる幸せ」をコンセプトに全国各地の食材を天ぷらで提供する同店。店主の平井真一朗さんは「地産地消を掲げているが、全国各地を食べ歩きながら自分がいいと思った食材を取り寄せて提供するようにしている」と平井さん。
17周年を迎えて、平井さんは「ここ数年は、パーティションを立てる感染症対策をすることで席数を減らす必要があり、その分、売り上げに影響が出てしまった。それでも、大変ありがたいことに満席の状態で営業ができたおかげでモチベーションを保つことができ、コロナ禍で休業する店が多い中でも営業を続けることができた」と振り返る。「改めて、たくさんのお客さまに支えられていることを実感した」とも。
「お薦め」メニューは「活車海老(えび)」(770円)と「うに」(880円)。活車海老は、水槽から生きた車海老を取り出して天ぷらにする。「うに」は、国産の新鮮な生食用のウニをのりで巻きミディアムレアの状態に仕上げる。「ウニは少し熱を入れることで、うまみと甘味を引き立つのが特徴」だという。
今後の目標について、平井さんは「17年続けてきたが、まだまだ修業中。これからも技術の向上に努めたい。そして、これからも全国各地に足を運び技術と食材を探求してより良いものをお客さまに届けられるようにしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は18時~21時30分。月曜定休。