二本松市市民交流センター(二本松市本町)で1月29日、「第6回にほんまつ菓子博」が開かれた。主催は二本松商工会議所。
玉家玉振堂のブース。「上生菓子」「玉羊羹」「草もち」などが並ぶ
二本松市の代表的な産業である、家具、酒、菓子の、市外・県外への認知の向上やブランド化、消費の拡大を図るため、「二本松家具まつり」に次ぐイベントとして始め今回で6回目。
当日は和菓子店・洋菓子店、14店舗が出店。江戸時代から続く、竹の皮で包んだ伝統的な「竹皮羊羹(ようかん)」や「玉羊羹」「ずんだまんじゅう」「ルコネのアップルパイ」「くまさんシュー」など、各店が工夫を凝らした多様な菓子が会場を彩った。
各店「自慢」の菓子を特別価格で販売したほか、当選者には5,000円分の商品券などを進呈する福引抽選会を目玉企画とし、上生菓子や大福、桜もちなどを作る「菓子づくり体験」、茶道宗?流(そうへんりゅう)の伊藤社中(しゃちゅう)と安達高校茶道部が指導する「お茶たて体験」なども行われた。
来場者からは「いろいろな種類のお菓子を見ることができた」「普段よりもお得に買えて良かった」などの声が聞かれた。来場者は約700人(同会議所発表)。
二本松商工会議所の五十嵐明さんは「市内に点在している菓子店が1つの会場に集うので、今まで知らなかった菓子や店と出会えるきっかけになる。ここでファンになって継続的にお店へ訪れてもらえればうれ嬉しい」と話す。