飯坂町の阿部留商店(福島市飯坂町湯野橋本)が1月から販売している「ラヂウム玉子Tシャツ」に、7月7日、キッズサイズが加わった。
飯坂町が日本で初めてラジウムが確認された場所にちなみ、飯坂温泉で作った温泉卵を「ラヂウム玉子」と名付けたもので、同店2代目店主の阿部義雄さんが開発した。
Tシャツを作ったきっかけを担当の奥田さんは「東京の販売会に行く際に、制服や法被が無かったためTシャツを作って参加したところ評判が良く、販売に至った」と振り返る。Tシャツのデザインは同店で作られている「ラヂウム玉子」の梱包紙のデザインと同じもので、約100年続く伝統のデザインになっている。
1月の販売開始当初は大人のサイズのみの販売だったが、7月7日にキッズサイズの販売を始めた。サイズは100センチ~140センチの5サイズ。「キッズサイズは無いかという問い合わせが多く、リクエストに応えて販売を決めた」と奥田さん。
ネット販売も行っており、県外からの注文もあるという。
奥田さんは「このTシャツをきっかけに、飯坂温泉や『ラヂウム玉子』について再認識してほしい。たくさんの人が温泉や『ラヂウム玉子』に興味を持ってもらえたら」と期待を込める。
価格は、大人サイズ=2,500円、キッズサイズ=2,000円。阿部留商店の店頭と、同店ホームページで扱う。