展示会「『あの』映画看板展」が5月3日~21日、福島大学の厚生施設「如春荘(じょしゅんんそう)」(福島市森合)で開催される。主催は民間団体「如春荘の会」。
展示する映画看板は、市内在住の女性アーティスト「mojo(もじょ)」さんが制作した作品。制作した看板を映画館「フォーラム福島」に展示する活動を行っている。開催のきっかけについて、如春荘の会副代表の奥山恵梨子さんは「映画館に展示されていた映画看板は誰が描いているものなのかずっと気になっていた。そんな時にフォーラム福島の阿部支配人にmojoさんの存在を教えてもらい、映画看板や地域の魅力を発信できるイベントをやりたいと思い開催に踏み切った」と話す。
メイン会場は如春荘だが、福島交通飯坂線曾根田駅から如春荘までの道沿いにある飲食店や民家の敷地にも作品を展示する。「最近、飲食店の数が増え、盛り上がりを見せている森合地区。昔ながらの景観と一緒に楽しんでほしい」と奥山さん。展示する作品数は約50点。
期間中、カフェ営業を行うほか、3日にフォーラム福島の阿部泰宏支配人と美術館元学芸員の荒木康子さんによる映画とアートに関するトーク、10日・19日にはレコードとライブペイントのイベントをそれぞれ行う。
奥山さんは「今では、ほとんど目にすることがなくなってしまった映画看板。mojoさんの描く映画看板をこの機会に楽しんでいただければ」と呼びかける。「美術館や図書館ではない場所で行うので、普段は絵に興味がない人でも気軽に来てほしい」とも。
開催時間は11時~17時(最終日は15時まで)。月曜定休。如春荘は入場無料。