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福島で被災地取材のドキュメンタリー上映会 シリアとつなぎ黙とう、次世代へバトン

福島を取材した高校生らのドキュメンタリーの上映会の様子

福島を取材した高校生らのドキュメンタリーの上映会の様子

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 震災後の福島を兵庫の高校生らが取材したドキュメンタリー「15歳、福島で何を考える~輝く未来は僕たちの手に~」の上映会が3月11日、フォーラム福島(福島市曽根田)で行われた。

黙とうをささげる来場者

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 昨年の夏、高校1年生の金本成也さん(兵庫県姫路市)、小坂梧朗さん(同)、長谷川敬人さん(兵庫県加西市)らが福島を訪問し、帰還困難区域などを取材して製作した同作品。新型コロナウイルス感染症対策のため、上映会は関係者のみで行われた。上映会では震災当日の映像や被災した人たちの姿が映し出され、涙を流す観客もいた。

 同作品について、主催するNPO法人「チームふくしま」の半田真仁理事長は「福島は日本だけではなく世界からたくさんの恩を受けた。これまでもらったものを次世代へ贈ることができれば」と話す。

 当日は東日本大震災から10年。上映後、現在内戦で空爆などの被害に遭うシリアの子どもたちとオンラインでつなぎ、黙とうを行った。会場にはシリアへ向けた募金箱を設置した。

 映画を見た人からは「考えさせられる内容だった」「当時小学生だったが、改めて当時のことを思い出した。10年たったのだと実感する」「前向きに考えて、明るい福島になれれば」などの声が聞かれた。

 同作品はユーチューブでも公開する。

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