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福島・宮町に「紅茶専門店 村」 お茶30種に焼き菓子・スパイスカレーも

カフェ「紅茶専門店 村(MURA)」の店内

カフェ「紅茶専門店 村(MURA)」の店内

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 カフェ「紅茶専門店 村(MURA)」(福島市宮町、TEL 070-2831-5615)が福島・宮町にオープンして、7月10日で1カ月がたった。

「紅茶専門店 村(MURA)」のスパイスカレー

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 「紅茶専門店 村」は、1977(昭和52)年、東京・自由が丘にオープンして以来、吉祥寺、六本木、新宿などで営業してきたカフェ。店主の菅野文子(あやこ)さんは、福島に紅茶専門店を開業する目的で、約35年前、自由が丘店で経験を積んだという。「当時、福島には紅茶専門店がなかった。村のメニューや雰囲気、居心地の良さなど、コンセプトをそのまま福島に持ってきたいと考えていた」と話す。「結婚や子育てを経て、時はたったが、店を開きたい気持ちを持ち続けていた」とも。

 オープンして1カ月がたち、菅野さんは「現在も創業者である自由が丘店マスター、中村さん指導の下、勉強している。まだお客さんの流れが読めないが、口コミで来てくださる方も多い」と話す。

 インド絵画やアンティーク家具を配置したインテリアに、インドやトルコ音楽が流れ、スパイスやお香が香る店内。
 同店は、常時約30種の紅茶やチャイ、クッキーやスコーンなどの焼き菓子、カレーやフォーなどのフードを提供する。菅野さんの「お薦め」は、ストレートティー「オリジナルブレンド」(650円)、バターや生クリームを使い、ミルクで煮出すスタイルの「インド・ネパールスタイル(スパイス入り) チャイ」(700円)、ストレートを濃いめで飲む「イスタンブールスタイル チャイ」(650円)、20種以上のスパイスを使い、最後にバラの花びらを散りばめるのが特徴のカレーと、自家製ドレッシングを使ったボリュームのあるサラダがセットになった「スパイスカレー・サラダセット」(1,500円)。

 「紅茶専門店 村」創業者の中村信さんは「オープンは菅野さんの長年の夢だった。店を維持していくことは大変だと思うが、自分の好きなことができる場があるのはとてもいいこと。既成概念を崩した店になれば。楽しくやってほしい」とエールを送る。

 「お茶やカレーを楽しみながら、ゆっくり自分の時間を過ごしてほしい」と菅野さん。

 営業時間は11時~21時。

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