ドライフラワー専門店「花久遠倶楽部(はなくおんくらぶ)」(二本松市智恵子の森、TEL 080-3333-8750)が11月4日、二本松・智恵子の森にオープンした。
店主の後藤由紀さんは、生花店に約20年勤務し、フラワーアレンジメントの講師歴は約10年。ウエディング会場の装花や店舗ディスプレー、花を使った髪飾りなどの装飾品全般の制作、オリジナルのドライフラワー制作なども行う。フラワー装飾1級技能士・フラワー装飾科指導員の国家資格も持つ。
店をオープンしたきっかけについて、後藤さんは「花屋や市場では、切り花として販売できない規格外の花がどうしても出るので、それをドライフラワーにすることから始まった。イベントなどで不定期販売はしていたが、落ち着いて販売する場所が欲しかった。地元生産者が作る花のドライフラワーを販売したかった」と話す。
店名については、「花が久しく長く永遠に続くような、ドライフラワーのイメージ。ヨーロッパで、ドライフラワーの花言葉は『永遠に変わらない愛』。『花が好きな人達が長く集えるように』という思いを込めた」と後藤さん。
地元生産者から直接仕入れた花を使ったオリジナルドライフラワー、アレンジメント、プリザーブドフラワー、オーダーメードブーケ、ボタニカルキャンドルなどを販売する。一輪からの小売りや量り売りも行う。花のロスレス活動の一環として、アレンジメントなどを作った際に出る、そのままでは廃棄になる花を処分せずに花束にした「ミニブーケ」(330円)も販売。アレンジメントのプライベートレッスンや御花印帳も受け付ける。「花材としての小売り販売の要望も多い。二本松を中心に地元生産者から直接仕入れているので、鮮度が良い。御花印帳は始めて間もないが、全国からたくさんの依頼がある」とも。
「今まで、どこで販売しているのかという問い合わせが多かった。安定して皆さまの手に届けられるようになった。落ち着いた場所があるのはいいこと」と後藤さんは話す。
営業は金曜・土曜・日曜の10時~18時。