おにぎり店「onigiriya にこまる」(福島市野田町、TEL 090-8131-7886)が福島・野田町にオープンして、11月30日で1カ月がたった。
経営は建築設計事務所「あおい森の家」(野田町)。オープンのきっかけについて、社長の田村誠志(さとし)さんは「震災後、大家さんからテナントを見てほしいと依頼があった。長い間使われていないテナントで、活用方法も相談されたので、『店舗の広さ的にもテイクアウト専門の店がいいのでは』と提案し、運営も自分たちで行うことにした」と話す。「福島は米どころなので、福島のおいしい米を使ったおにぎりを提供したいと思った」とも。
店名の由来について、田村さんは「『にこ=笑顔』『まる=満点の笑顔、スマイルマーク』。おにぎりを食べて皆が笑顔になってほしいと思い名付けた」と話す。
田村さん「お薦め」のメニューは、「ねぶた漬け」(350円)と「大葉たぬき」(220円)。「『ねぶた漬け』は、個人的に青森県出身ということから青森のおいしい食べ物を伝えたいと思い考案した。青森市の福井水産加工場から直送してもらっているのがこだわり」と田村さん。
オープンから1カ月が過ぎ、「野田町には飲食店が少なかったので、地元の人から喜びの声が聞けてうれしい。注文が入ってから握り始めるので、少し時間がかかることもあるが、握りたてのおいしいおにぎりを提供するので気長に待っていてほしい」と話す。今後については、「イベント出店や企業向けの販売も少しずつ行っていければ」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~14時。水曜、日曜定休。