福島の「まるせい果樹園」(福島市飯坂町平野)のモモ畑で7月28日、ライトアップイベント「夜の果樹園」が行われた。
「夜のアートな果樹園を観光に」と、福島の夜の果樹園を新たな観光スポットにしようと取り組みが始まり今年で2年目。幻想的にライトアップしたアートな果樹園で、地元シェフによる地元野菜や季節のフルーツを使った料理やデザート、収穫したばかりのモモのカクテルを提供するほか、プロカメラマンによる写真撮影会、夜の果物狩りなど非日常的な演出で参加者らを楽しませた。
この日は、発案者の木幡浩福島市長や旅行会社関係者、県内外からの観光客など40人が参加。参加者の一人、福島市在住の渡邊尚美さんは「幻想的ですてきな世界だった。料理もお酒もおいしくて、とても素晴らしい企画だった」と振り返る。
実行委員の盛藤さんは「震災後、福島には観光と農産物や果物へのダメージがあった。このイベントを通して、そのダメージを覆したい。観光と農産物の両方の魅力的なコンテンツの一つにしたい」と話す。
次回は秋にリンゴ園で開催予定。