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福島・土湯温泉で「おららの温泉納豆ラボ」 県産大豆、温泉熱活用

温泉熱を活用して納豆を製造する「おららの温泉納豆ラボ」

温泉熱を活用して納豆を製造する「おららの温泉納豆ラボ」

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 土湯温泉観光協会が6月6日、福島市土湯温泉町で新規事業「おららの温泉納豆ラボ」(福島市土湯温泉町、TEL 024-595-2217)を始める。

「おららの温泉納豆」角折(194円)丸木箱(486円

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 同事業は、2021年に同協会が始めた、「発酵」をキーワードに新たな「温泉メシ」を生み出すプロジェクト「いい醸(かも)つちゆ!」の一環。町内の「おららの酒BAR・醇醸蔵」で、どぶろく、シードル、甘酒などを製造・販売したり、カフェや温泉宿では、こうじ・甘酒・みそ・チーズなどの発酵食品を使った料理を提供したりと、土湯温泉全体で発酵食を推進している。

 同協会の加藤舞さんは「湯治場として健康を支えてきた土湯。温泉と健康をかけ合わせた『発酵食』をメインにしたプロジェクトを進める中、納豆の製造事業を始めることになった」と話す。

 納豆を製造するラボは、トレーラーハウスタイプ。菌を振りかけたり、容器に移したりする作業を窓から見ることができるようにする。

 同所で作る商品「おららの温泉納豆」は、福島県産大豆「たちながは」を使い、発酵室(むろ)で発酵を促す際に温泉熱を活用する。加藤さんは「試作を重ね納豆に適した大豆の中から、さらに大きさ・食感にこだわって選んだ。温泉熱を使って蒸気を発生させている」とも。NTT東日本より製造機器の技術提供、福島大学農学群食農学類より製造指導を受けているという。

 「おららの温泉納豆」は、紙の角折(194円)と丸木箱(486円)の2種を用意する。同協会が運営する、こけし専門店「こけしなところ」(土湯温泉町)や「道の駅つちゆ」で販売を予定している。

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