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福島県立美術館で40周年記念展 コレクション・資料180点展示

福島県立美術館学芸員の斎藤恵さん

福島県立美術館学芸員の斎藤恵さん

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 福島県立美術館(福島市森合、TEL 024-531-5511)開館40周年記念展「みんなの福島県立美術館 その歩みとこれから」が現在、開かれている。

海外作品の主軸である、印象派とアメリカ美術

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 同館は1984(昭和59)年に開館し、7月22日で40周年を迎えた。コレクションは当初600点弱だったが、企画展を200回以上開催するなど活動の中で数を増やし、現在は4000点以上。学芸員の斎藤恵さんは「開館から長く学芸員を務めた早川元館長に話を聞く機会があり、当館を大事に思う気持ちを聞けた。職員だけでなく大事に思ってくれているお客さまもたくさんいて、その気持ちに触れながら準備ができた」と振り返る。

 同展では開館から今に至るまでの歩みを、コレクションや当時の資料約180点とともに振り返り、美術作品に関する収集、保存、展示、調査研究、教育普及に関する活動など、同館の活動や仕事について紹介する。「見どころ」について、斎藤さんは「開館時、コレクションの主軸にしていた作品がそろっている。修復事例や絵画を運ぶための輸送箱など、普段見ることができない美術館の裏側も見ることができる」と話す。元館長・早川博明さんの講演会、学芸員によるギャラリートーク、子どもから大人まで参加できる「アートキューブでにぎやか鑑賞会」なども予定。

 今後について、斎藤さんは「美術作品はもちろん、景観や庭、建築自体も楽しめるこの美術館をこの先受け継いでいきたい。今まで来たことがない人も来館できるような、さまざまな層の人に楽しんでもらえる美術館になれれば」とも。

 月曜休館。
 観覧料は、一般・大学生=600円、高校生=300円、小・中学生=200円。

 9月16日まで。

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