「こだわりのGAPそば祭り」が2月8日・9日の2日間、福島市コラッセふくしま(福島市三河南町)で開催される。主催は福島県。
郡山市湖南町「桑名秀一郎農場」の桑名秀一郎さんが、自ら生産したそば粉を使い、打ちたてで提供する
GAPの推進と認知向上を目的とした同イベント。「GAP」はGood Agricultural Practicesの頭文字を取ったもので、「いい農業のやり方」を示したもの。食品安全をはじめ、農作業におけるリスク管理や環境保全、人権保護、労働者の安全など、農場の経営管理を適切に行うことを指す。GAPが実践されているかどうかを第三者が審査し認証を与える認証制度があり、日本では、3つの認証制度(GLOBALG.A.P.、ASIA GAP、JGAP)があるが、これらに加えて福島県ではオリジナルの認証制度「ふくしま県GAP(FGAP)」を設けている。
両日、ASIA GAP、JGAP、FGAP認証農場である、郡山市湖南町「桑名秀一郎農場」の桑名秀一郎さんが、自ら生産したそば粉を使い、打ちたてを提供する。メニューは、温かい「かけそば」、冷たい「ぶっかけそば」(以上700円)。
ほかに、そばの実の重さを予想して予想と同じ量をすくった人に景品を進呈する「そばの実 重さ当てチャレンジ」、参加者に景品を進呈する「GAPチャレンジクイズ」も予定。福島県立湖南高校の生徒が会場運営を手伝う。
福島県農林水産部環境保全農業課の鈴木真由美さんは「GAPを学んで知って味わえる機会なので、ぜひお越しいただければ。GAPは農業のSDGsに密接に関わっている。理解を深めて応援してもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は11時~(そばが売り切れ次第終了)。入場無料。