東日本大震災の復興支援の一環で、出張カキ小屋「牡蠣(かき)奉行」が11月29日、中合ツイン広場(福島市栄町)で始まった。
石巻産のカキなどを振る舞い、東北の復興支援として全国30カ所以上を巡る同イベント。昨年も同時期に市内で開催され、連日長蛇の列ができるなど盛り上がりを見せた。
開催のきっかけについて、実行委員会の崎島さんは「実行委員会のメンバーが震災後に宮城でボランティアをした際、被災した現状を見て何か行動できないかと思い、石巻市のカキ生産者の力を借りてカキで復興支援をしようと開催に至った」と振り返る。
カキは通常1盛(約1キロ)1,200円だが、復興支援価格として600円で販売。その他、ホタテや赤エビ(以上390円)などの魚介も用意する。
来場した人からは「とてもおいしい。せっかくなので、カキばかり食べている」「カキはどれも新鮮で、このようなイベント自体も珍しいので楽しめている」などの声が聞かれた。
崎島さんは「カキをたくさん食べて、食べることで被災地を応援してほしい」と来場を呼び掛ける。
営業時間は11時~21時。席代は500円。12月22日まで。