「あなたがもしカルビーの商品だったら」というユニークなイベントが1月13日、福島テルサ(福島市上町)で開催される。
企画したのは福島成蹊高校3年生の菅野采颯(あやは)さん。風評被害で苦しんだ経験のある地元福島の食を盛り上げるイベントを考えていた菅野さん。テレビでカルビーのポテトチップスが、さまざまなご当地食品とコラボしているニュースを見てイベントを思いついた。
当日は、参加者が「かっぱえびせん」「サッポロポテト」などカルビーの商品になりきり、さまざまなグループワークを通じて、どんな福島の食材とコラボしたいのかアイデアを出し合う。企画した商品は実際に、カルビーマーケティング部門担当者へのプレゼンテーションも行う。身近なお菓子を通じて福島の食について学びを深め、若い力で福島の食を盛り上げようという狙いだ。
菅野さんは2年前、東日本大震災からの復興を支えるリーダーを育てる「TOMODACHIサマー・ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加。今年は東北・北海道地方の地域リーダーとして、プログラムで学んだことを生かしたイベントを企画・運営してきた。今回のイベントも、同プログラムの一環で開く。
開催に向け、菅野さんは「県内外の参加者に、福島の食についてこれまで以上に関心を持ってもらえれば」と期待を寄せる。
開催時間は10時~15時30分。参加無料。定員60人。要事前申し込み。