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福島の英語教室がオーストラリアの森林火災被災地へ寄付 福島から恩返し

「森林火災がまだ続いているという事実を知ってほしい」と話す主催の一條さん

「森林火災がまだ続いているという事実を知ってほしい」と話す主催の一條さん

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 中学生から社会人までを対象とした英語教室「感覚で学ぶ英語教室」が1月26日、チェンバおおまち(福島市大町)で開かれる。

「感覚で学ぶ英語教室」開催時の様子

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 月2回開いている同教室。始めたきっかけについて、主催の一條仁さんは「学生時代に英語教育を専門に学んでいたため。福島の人も英語を楽しんでもらえたらと教室を開いた」と振り返る。「リスニングやシャドーイングを行い、ペアになり英語でトークをするなど楽しみながら英語を学んでいる」とも。

 現在オーストラリアでは大規模な森林火災が続いており、森林だけでなくコアラやカンガルーなどの希少動物への被害や煙による健康被害も出ている。一條さんは「昨年10月から12月まで、東日本大震災の若者支援を行う団体の助成を受けてシドニーに滞在し、現状を目の当たりにした。東日本大震災の時、オーストラリアの人たちからたくさんの支援をしてもらった。恩返しができれば」と、同教室の1月~3月の参加費全額をオーストラリアへ寄付する。

 一條さんは「一日でも早く火災が治まってほしい。復興支援をしてもらった福島から支援をすることに意味がある。寄付や支援の輪が広まれば」と期待を込める。

 開催時間は18時30分~20時30分。参加費は500円。

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